こんにちは。理学療法士の濱田です。
今回は、当院に設置している拡散型体外衝撃波治療器(MASTERPULS MP100)について紹介します。
▽拡散型衝撃波(RADIAL SHOCK WAVE)とは
ヨーロッパより普及し、欧米では低侵襲ながら有効な治療法としてスポーツ選手を中心に使用されている除痛装置です。
圧力の波が持つ機械的エネルギーのことで、高出力の音波を痛みの部位に照射し細胞に機械的圧力を加え、自由神経終末の変性・疼痛伝達物質の抑制・血管新生や腱再生などを起こし、組織修復作用と治癒効果を引き出す低侵襲でかつ有効な治療法です。
▽対象疾患
(保険適応)消炎鎮痛等処置 35点(1日)
[適応]
・アキレス腱炎
・足底腱膜炎/踵骨棘
・シンスプリント
・膝蓋靭帯炎(ジャンパー膝)
・腸脛靭帯炎(ランナー膝)
・上腕骨外側/内側上顆(テニス肘/野球肘)
・転子腱障害
・一般的な腱付着部症
・石灰沈着性腱板炎
[トリガーポイント](浅層、深層、筋膜)
・足底筋
・腓腹筋短縮
・大腿筋・内転筋群短縮
・腰痛/背部痛
・頸椎症候群
・(石灰化あり/なしの)肩関節周囲炎
・前腕筋筋膜痛症
上記の疾患での除痛が期待できます。
では、何故痛みがなくなるのでしょうか?
痛みのある部分に衝撃波を照射することによって、治すための細胞を活性化させ、痛みを感じさせている神経を破壊し、痛みを伝える物質を減少させる事ができます。
▽副作用やリスクについて
基本的に副作用は高頻度に発生するものではありませんが、稀に起こる可能性があります。
・治療後の疼痛悪化(一時的)
・疼痛部位の腫脹、湿疹、内出血
※いずれも数時間~数日で軽快します。
▽治療の流れ
※治療の実施には、診察のうえ予約が必要になります。
※ご希望の方はお問い合わせください。