平松整形外科医院

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診療案内

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院長挨拶

こんにちは。
平松整形外科の平松でございます。

当院は1998年開業の整形外科診療所で、最大19名を収容、入院可能です。
はじめに、診療に対する当院の診療方針について、その取り組み方針の一部について述べます。

診療科目は専門の整形外科が中心であり、外傷一般、脊椎、骨関節を有する多くの方々に利用されてきました。
また、地域の中核医療施設の一つとして内科的疾患など、一般診療を希望する皆様のご要望にも出来る限り対応してまいりました。

当初は整形外科とはどんな医療分野なのか、あまり周知されていない社会情勢でしたので、まず「整形外科とは」という命題に取り組みました。2~3年に一度の頻度で研究会での発表も実行してきました。お陰様で、「整形外科とは」という命題についてはマスコミや日本整形外科学会などの努力もあいまって、相当の程度解決できたと考えています。最近は加齢による骨関節障害(ある意味でロコモ※)が、高血圧・糖尿病・脂質異常症といったメタボの発展型の一つであるととらえ、食事・運動療法の重要性についてご理解いただく命題に力を入れています。これについては一般社会の認知度はまだ低く、マスコミで取り上げられるのを見たことがありません。
※ロコモ=ロコモティブシンドローム(運動器症候群)。

変形性膝関節症を例にとって説明します。これは中高齢者のひざ痛の原因のうちもっとも頻繁にみられるものです。これによるひざの痛みは薬や注射によって、とりあえず和らぎます。高血圧が降圧剤を使用することで一時的に下がる現象と同様です。しかし減量や運動療法に取り組むことをせず、薬物のみに頼る患者さんは薬を止めると症状が再発します。

つまり薬による治療は、「治す」のではなく「一時的な、その場限りの調整」をしているに過ぎないことになります。高血圧の治療で薬のみに頼っていると、いずれ矛盾のため体が悲鳴をあげ、いわゆる「薬は一生飲み続ける」破目になります。実は変形性膝関節症と高血圧症、そして脂質異常症や糖尿病も、しばしば同一の患者さんにセットで起ります。体重を標準以下に減量し、少しずつ運動をすれば、ひざ痛だけでなく高血圧、そして脂質異常症や糖尿病の病態もまとめて改善し、減薬、中止できる可能性があります。

すなわち「減量」と「運動」は「一時的な調整」ではなく根本から「治す」という可能性のある、費用のかからない可能性を秘めた治療法だといえるのではないでしょうか。政府は、昔は結核、少し前までは メタボ、そして骨粗鬆症が国民病の代表選手とみている感じでしたが、今後はさらに変形性関節症や認知症も真剣に取り組むべき大きな国家的課題ととらえているように思われます。当院はこれらもメタボの延長線上にあると考えて関心を持っています。

以上、診療に対する当院の取り組みを述べました。
今後とも皆様のご支援ご指導をいただければ幸いでございます。
よろしくお願いします。

1954年 平戸市生まれ
1973年 県立長崎東高等学校卒業
1982年 長崎大学医学部卒業
1998年 平松整形外科開業
認定 整形外科認定医 リウマチ認定医 脊椎脊髄認定医
スポーツ医

平松整形外科医院院長 平松